本サイトについて

CNLS:Clinical Nurse Learning Support(臨床看護師学習サポート)

本サイトは臨床現場の看護師に必要な知識を独習できるようe-learningを中心に学習支援していくためのサイトです。
e-learningなので、いつでも、どこでも、タブレットでもスマホでも、自分の隙間時間に学習することができます。また、e-learning教材はインストラクショナルデザインに基づいて設計・開発されており、効率的・効果的・魅力的な学習を目指しています。
昨今はCOVID19の影響で看護教育もシミュレーションなど行うことが難しい状況が続いてましたが、2023年からCOVID19も感染症5類に引き下げられて、対面での学習が可能になりました。その間に看護師教育や研修のあり方など、多くの学会でディスカッションされ、今やICTは看護教育、臨床実践能力向上には欠かせないものとなってます。CNLSではCOVID19禍で対面研修をeラーニングで補い臨床実践に活用できるよう運営してきました。これからも、eラーニング、講義動画、シミュレーション研修など整合性を確認しながら効果的な学習も設計・開発して提供していきます。
本サイトを一人でも多く利用し臨床看護の質の維持・向上に役立てるように学習支援を行っていきますので、引き続きCNLSをどうぞよろしくお願いいたします。

2024年3月10日 CNLS代表 藤崎隆志

本サイトは臨床現場の看護師に必要な知識を独習できるようe-learningを中心に学習支援していくためのサイトです。
e-learningなので、いつでも、どこでも、タブレットでもスマホでも、自分の隙間時間に学習することができます。また、e-learning教材はインストラクショナルデザインに基づいて設計・開発されており、効率的・効果的・魅力的な学習を目指しています。
昨今はCOVID19の影響で看護教育もシミュレーションなど行うことが難しい状況が続いております。しかし、看護師は専門職で生涯学習が必要であり学びを止めないためにも本サイトを一人でも多く利用し臨床看護の質の維持・向上に役立てるように学習支援を行っていきます。
もちろん、COVID-19の状況次第では、シミュレーション研修など効果的な学習も設計・開発して提供していきます。

2021年6月29日~2023年2月28日

インストラクショナデザイン(ID)とは?

最大限の学習効果を実現するための設計を行うこと

『Instructional Design(ID)とは、日本では教授設計、教育設計技法などと呼ばれ、教育・研修の効果・効率・魅力を高めるための手法を集大成したモデルや研究分野、またはそれらを応用して学習支援環境を実現するプロセスの事です。いわば、上手な教え方の研究ともいえるといってもいいでしょう。
IDで目指すべき学びの必須である『効果』『効率』『魅力』について簡単に押さえておきましょう。

  • 効果とは学習者が一定の成果を出す事である『よくわかる』ということです。
  • 効率とは学びの場を提供する人、それを受ける側の両方の立場から考えることができます。時間的にも物理的にもムダや手間をかけすぎないで、求められる成果を出すことであり『楽に分かる』ということです。
  • 魅力とは、どんなに高い効果が得られても、やらされ感や義務感を感じてしまったら長続きしいません。もっと学びたいと思わせる継続動機を与え達成感を実感させ『楽しくわかる』ことが学びにおける魅力です。

IDの基本形(3要素の整合性)

IDには様々な理論やモデルが存在します。もっとも簡単な形にすると、学習目標・評価方法・教育内容の3要素を揃える事がその出発点になるでしょう。この3要素が整合性が取れており、バランスよく計画されることがIDが目指すべき姿と捉えることができます。

学習目標・評価方法・教育内容の整合性
鈴木克明(2016):インストラクショナルデザインの道具箱101,p3図1-1から引用

【学習目標】何を学んでほしいのか?
教育や研修では目指すところとしての学習目標があります。IDではその目標を達成するために、時間を費やして受けたか、履修したかではなく、その研修で何を学んだのか、何ができるようになったかをもってその効果が確かめられます。履修主義ではなく、習得主義がIDの基礎となる考え方です。
学習目標は受講者に最初から提示することがIDでは望ましいです。目指すところを共に共有して学習者にもそこへ集中して欲しいという意図が込められてます。

【評価方法】んだかどうかをどのように判断するか?
学習目標でも少し触れましたが、時間をかけて履修したから修了ではなく、研修成果として学習達成度をもって修了の可否が判断される必要があります。それが評価方法です。ところが、評価方法が学習目標と一致していない研修などのケースは少なくありません。ID的には目標のすべての到達を確認して修了の判断をします。研修受講の有無に関わらず、また短時間の研修でも、『合格です。修了です。』と判断できる評価方法かどうかも、確認したい重要なポイントです。

【教育内容】どのように教えるか、学びを支援するか?
教育内容では何をどのように教えるかです。ここで失敗しがちなのは、教育内容や方法から入っていき、学習目標や評価方法が曖昧なまま3要素の整合性が取れずに成果が出ない研修になってしまうことです。まずは、学習目標とその評価方法を明確にした後に、対象や与えられた環境でどのように教えるかの方法を選択しましょう。また、最近ではアクティブラーニングが主流になってきていますが、何のための手段でどのようなメリットがあるのかを考えて導入することがとても大事になってきます。

【改善】やりっぱなしにせず、ブラッシュアップ!
いくら3要素の整合性をとったからといって、最初から上手くいくものではありません。やりっぱなしにせず、評価結果を踏まえ改善を行うことでよりよくすることがIDでは重視されています。失敗は学習者のせいではなく、実施側の責任であると捉え、真摯に向き合う姿勢がIDに携わる人たちや研修主催全員に求められてます。

インストラクショナルデザインについて簡単に説明させていただきました。教育や研修を改善をするために活用できるモデルや理論はたくさんあります。インストラクショナルデザインを使った研修を院内に導入したい方や個人的に学びたい方などお気軽にご相談ください。

Moodleを使ったLMS(学習支援システム)を提供

本サイトではMoodleを使ったLMS(学習支援システム)で学習環境を提供していきます。
Moodleは、安全な統合システムを提供して、個人向けの学習環境を作成するように設計された学習プラットフォームです。世界中で実績があり、信頼されています。
世界中の何万もの学習環境を支えているMoodleは、シェル、ロンドンスクールオブエコノミクス、ニューヨーク州立大学、マイクロソフト、オープンなど、大小さまざまな機関や組織から信頼されています。大学。 Moodleは、アカデミックレベルとエンタープライズレベルの両方で9000万ユーザーを超える世界中の数を誇り、世界で最も広く使用されている学習プラットフォームです。
Moodleは学習課題を達成すべく、学習コンテンツも豊富にあるのでIDに基づいた設計を可能にし、受講者は効率的・効果的・魅力的な学習ができ学習目標を達成することができます。
Moodleはマルチデバイスに対応していますので、PCだけではなくタブレットやスマートフォンでも受講が可能です。

CNLSMoodleサイト

Zoomを使った対面学習

本サイトは様々な看護領域に関する専門家による研修をZoomを使用してリモートで行っていきます。
最近は看護系研修でもZoomを使う研修も増えてきました。自宅にいてもスマホやタブレット、PCで研修に参加し、対面学習ができます。

【今までに行ってきたWEB研修】
・心停止回避するための患者の見方
・心電図モニターの読影
・COVID-19禍の看護教育について
・COVID-19患者・家族の危機介入・急性悲嘆の実際
・災害医療・豪雨災害の経験
・呼吸・循環フィジカルアセスメント
・嚥下状態に応じた窒息予防と窒息時の対応
・外傷看護

シミュレーション研修

現在、COVID-19の影響でシミュレーション研修の開催は行われていないか、行われていても自施設のみの開催など制限がある状況です。現段階のコース開催は難しいですが、本サイトでは、MoodleやZoom研修などで学習した知識をさらに応用でき実践につながるシミュレーションコースの設計・開発を行い提供していきます。

CNLSが開催支援できるシミュレーション研修

・INARS(心停止回避)コース(NPO法人医療危機管理支援機構)
・INARS指導者養成コース(NPO法人医療危機管理支援機構)
・ISLS(神経救急蘇生)コース(日本救急医学会/日本神経救急学会/日本臨床救急医学会/日本救急看護学会)
・ファーストエイドインストラクターコース(日本救急看護学会)
・ファーストエイド実技コース(日本救急看護学会)
・その他、臨床現場のニーズに合わせたシミュレーション研修(開催実績:病棟での急性症状対応 研修時間4時間)

CNLS開発中のコース

OJTトレーナーコース※2022年度内開始予定

シミュレーション関連サイトリンク

小倉記念病院救急対応コース
福岡ISLSコース
INARS(NPO法人医療危機管理支援機構)
日本救急看護学会
ICLS(救急医学会)
ISLS(日本神経救急学会)

ご不明な点等ございましたら遠慮なくお問い合わせよりご連絡下さい。

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